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スペイン /トロ(カスティーリャ・イ・レオン)
〈 ワイナリー 〉
ボデガス・サンロマン
ボデガス・サンロマンは、マリアーノ・ガルシアがトロに進出して造り上げたワイナリーです。バリャドリッドの西、リベラ デル ドゥエロからドゥエロ川沿いに60kmほど下ったところに位置するトロは、大陸性気候の強い影響による乾燥と強い日照という厳しい栽培条件のため、長いあいだ忘れ去られていた場所でした。しかしマリアーノは、この地には樹齢の古い、中には接ぎ木をしていない希少なティンタ・デ・トロと呼ばれるテンプラニーリョがあり、厳しい栽培条件は優れたワインのためのブドウを育成するにはふさわしいことを知っていました。そこで彼は数年をかけて現地をリサーチ。最高のワインを生むに最適な畑をサン・ロマン村に見つけ、1997年に初めてのワインを造り上げました。ファーストリリースの1987年当時、ワイナリーはまだ完成しておらず、ワインはトゥデラにあるマウロの設備で醸造したため、格付けとしてはDOではなくヴィノ・デ・メサでしたが、その素晴らしいワインは国内外で高い評価を得、トロの名前は一躍、世界に広まることとなったのです。


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